June 30, 2023 8:21 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab (以下「Onlab」)は、日本初のアクセラレーターとして、2010年4月にスタートし、数々のスタートアップをサポートし、これまでにgiftee、FRIL、WIHLL、SmartHRといった、上場や資金調達を経て成長し続けるスタートアップを輩出してきました。 しかし、そんな成長するスタートアップも苦労するのが「エンジニアの採用」です。昨今は、そもそも数の少ない日本人エンジニアの取り合い、採用条件の不適合、働き方の多様化などの課題感から、採用に苦労しているスタートアップが増えています。 そこで今回考えていきたいテーマが「外国籍ITエンジニア採用」です。実際、2023年に入ってCOVID-19の影響も少なくなり、外国人が渡日できるようになってきたことで、国内で不足するITエンジニアを補うため、外国人採用を視野に入れるスタートアップが増えています。本記事では外国人材採用のプロフェッショナルであるフォースバレー・コンシェルジュ株式会社取締役の橋本さんをお招きし、外国籍ITエンジニア採用におけるメリット、報酬感、その他気をつけるべき点などを聞きました。 < プロフィール > フォースバレー・コンシェルジュ株式会社 取締役 橋本 和宏 大学卒業後、経営コンサルティング会社を経て、当社立ち上げ期に参画。2009年〜既に14年に渡りグローバル人材採用コンサルティング支援を行う。楽天、メルカリ、ヤフージャパンと日本最大規模で高度外国人材採用を行っている企業のグローバル採用戦略立案から戦術設定、選考支援まで、実際に採用支援をして来たクライアント企業数は約300社を超える。経済産業省や東京都、沖縄県、富山県、静岡県、長野県など地方自治体に対する高度外国人材獲得の支援も担い、スタートアップや地方企業の人材ニーズにも精通。 外国籍ITエンジニア採用の4つのメリット ― 橋本さん、本日はよろしくお願いします。まずはフォースバレー・コンシェルジュについて教えてください。 フォースバレー・コンシェルジュは、エンジニアを中心に、国境を越えたグローバル採用支援事業を営む会社です。創業から十数年で1000社超の日本企業に利用され、楽天やメルカリ、ヤフー社などの大手IT企業にもITエンジニア採用のためにご利用いただいてきました。 2010年代から国内では、インドを中心に世界中から優秀なソフトウェアエンジニアを採用する動きが活発化しています。フォースバレー・コンシェルジュはその裏側で、採用戦略から採用活動まで、ワンストップで企業を支援してきました。 フォースバレー・コンシェルジュ株式会社取締役の橋本さん ― なぜスタートアップが外国籍ITエンジニアの採用を検討する必要があるのでしょうか。... View Article
June 20, 2023 2:00 pm
Published by Hazuki Inata
アメリカで起業して事業成長を遂げているOnlab卒業生のFond Technologies, inc. CEO 福山 太郎氏とTippsy, Inc. Founder / CEO 伊藤 元気氏をお招きして開催した、2023年4月27日のオンラインイベント。本記事ではイベント後半の「アメリカで人材を採用する時の注意点」「アメリカでの人材マネジメント」についてのディスカッションや、「アメリカ人投資家との相性はどう見極める?」といったQ&Aセッションの模様をお送りします。 イベント前半の「アメリカでの起業のきっかけ」「アメリカでの起業のメリット・大変なこと」「アメリカで成功するための行動・Tips紹介」のディスカッションの模様は前編の記事をご覧ください。 「アメリカで人材を採用する時の注意点」「アメリカでの人材マネジメント」 松田(Onlab):アメリカで人材を採用する時の注意点や、いい人材を獲得するためのコツは何でしょうか。また、アメリカ人の社員をどのようにマネジメントしていますか? 伊藤(Tippsy):Job Description(職務内容)や契約条件をお互いに握り合って、人事評価の時に齟齬が生じないようにしたり「首を切りたいのに切れない」「切ったら訴えられた」というトラブルを回避したりしています。そこにズレがあると関係が悪化してマネジメントする上で精神的なダメージが大きい。コントラクターとして採用するなど、リーガルリスクを最小限にとどめる手段も活用しています。 Tippsy, Inc. Founder / CEOの伊藤さんと株式会社TRiCERA 代表取締役社長の井口さん(19期生)に、グローバル事業のきっかけやスタートアップとしての成長についてお聞きした記事はこちら 福山(Fond):私たちは大きな会社を作りたかったので人種にこだわらずに採用してきましたが、結果的に日本人を一度も採ることなく売却まで進めました。それにBクラスの人材で固めてしまうとAクラスの人材を採用することはないので、最初の5人を厳選しました。アメリカでコネクションがなく、英語も喋れない時はOnlabを介して出会った投資家に最終面接を担ってもらい、客観的な意見を聞いて最終ジャッジをしていました。... View Article
June 16, 2023 2:00 pm
Published by Hazuki Inata
デジタルガレージが運営するアクセラレータープログラム「Open Network Lab(以下、Onlab)」は、「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に2010年4月にスタートし、これまで数百社以上のスタートアップを支援・育成してきました。 今回はアメリカで起業したOnlab卒業生のFond福山氏とTippsy伊藤氏をお招きして2023年4月27日にオンラインイベントを開催しました。本記事ではイベント前半の「アメリカでの起業のきっかけ」「アメリカでの起業のメリット・大変なこと」「アメリカで成功するための行動・Tips紹介」のディスカッションの模様をお送りします。 < プロフィール > Fond Technologies, inc. CEO 福山 太郎 (Onlab第3期生、元AnyPerk) 2012年にFondを米国にて創業。同年、シリコンバレーのインキュベーターのY Combinatorに参加。Salesforce, Facebook, Adobeを含む顧客に、福利厚生や社内リワードの管理ソフトウェアを提供。同社はDCM, Y Combinator, Andreessen Horowitzから投資を受け、Fast... View Article
June 7, 2023 1:00 pm
Published by 有希吉田
Open Network Lab(以下「Onlab」)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Program「Onlab Seed Accelerator」を2010年4月にスタートし、数々のスタートアップをサポートしてきました。シリーズ「Meet with Onlab Grads」では、これまでOnlabに参加したスタートアップを紹介しています。今回登場するのは、Onlab第26期Demo Dayで最優秀賞とオーディエンス賞をW受賞した株式会社Spatial Pleasure(スペィシャル プレジャー)(以下「Spatial Pleasure」)です。 Spatial Pleasureが手掛けるのは、交通カーボンクレジットを通した都市全体の最適化サービス。初期は特にバス事業者にターゲットを絞り、データを利用したバスによるカーボンクレジット削減効果の実証に取り組んでいます。 Spatial Pleasure代表の鈴木さんがこの事業に辿り着くまでには、紆余曲折がありました。海外放浪中に「街の中の人の動き」の面白さに気づき、会社を設立。しかし共同創業者が離れていったり、ビジネスモデルの甘さを指摘されたり、当初の事業は必ずしも上手くいきませんでした。様々な困難を乗り越え、交通カーボンクレジットを事業ドメインに据えた経緯や、その先の都市開発の構想まで、Spatial Pleasure鈴木さんに伺います。 <... View Article
May 25, 2023 11:00 am
Published by Hazuki Inata
近年、「企業価値」と「社会的価値」の両立を目指す「ESGスタートアップ」が注目され、Open Network Lab(以下「Onlab」)でも、国内外の支援先が増えてきました。シリーズ「Meet with ESG Startups」では、スタートアップの事業成長と会社経営のあり方や持続可能な社会へのインパクトをどのように創り出していくのか、経営者の考え方や企業の様々な取り組みについて伺います。今回登場するのは、冷凍宅配幼児食 「mogumo(モグモ)」を営む株式会社Oxxx(オックス、以下「Oxxx」)です。mogumoのサービス内容から、「体験」の中身まで、OnlabFUKUOKAを担当する大木とOnlabESG担当の石川が、Oxxx代表の黒瀬さんにお話を伺いました。 < プロフィール > 株式会社Oxxx 代表取締役 黒瀬 優作 2012年株式会社Nexyz.に入社。 2014年にグループ会社である株式会社Brangsta転籍しBtoB向けECサイトを運営する企業様支援をするディレクターを従事。 2016年、美容系スタートアップ企業に営業部長として入社。 2021年3月株式会社Oxxx設立。2022年5月に冷凍幼児食「mogumo」をローンチ。 世界中の親が一度は体験する、幼児期の食の悩みに共感 ― 直近でのプレスリリースも拝見しましたが、冷凍幼児食「mogumo」について教えてください。... View Article
May 23, 2023 12:30 pm
Published by akane-arai
「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、2010年にスタートしたOpen Network Lab(以下「Onlab」)。14年目を迎えるOnlabの卒業生たちはさまざまな領域で活躍しています。今回のテーマは「権限委譲」です。創業者に始まり、経営陣が仲間になり、メンバーを採用し……と組織が大きくなる中で欠かせないマネジメント手法について深堀りします。 災害・リスク情報解析SaaS「Spectee(スペクティ)」を運営する、防災テックベンチャーでOnlab第11期の株式会社Spectee(以下「Spectee」) は2014年の創業。創業9年目となる現在も対応業種や顧客を増やしつつ、組織を成長させ、2023年4月には約120名のメンバーが働くスタートアップ企業に成長しています。その過程で、社長の村上さんは少しずつ権限委譲を意識してきましたが、必ずしも全てが上手くいったわけではありませんでした。「何より大事なのは組織DNAの浸透だと学んだ」と村上さんは語ります。そんなSpectee村上さんにスタートアップの権限委譲のポイントを伺いました。 < プロフィール > 株式会社 Spectee 代表取締役 CEO 村上 建治郎 ソニー子会社にてデジタルコンテンツの事業開発を担当。その後、米バイオテック企業にて日本向けマーケティングに従事、2007年から米IT企業シスコシステムズにてパートナー・ビジネス・ディベロップメントなどを経験。2011年に発生した東日本大震災で災害ボランティアを続ける中、被災地からの情報共有の脆弱性を実感し、被災地の情報をリアルタイムに伝える情報解析サービスの開発を目指し株式会社Specteeを創業。著書に「AI防災革命」(幻冬舎) 報道機関、インフラ、サプライチェーンと顧客層を広げる ― 2014年に創業したSpecteeのサービスや組織について聞かせて下さい。サービスはどのような歴史を辿ってきたのでしょうか。 Specteeは、SNSや気象データ、カーナビ情報や道路カメラなどのデータから災害・リスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行うサービスです。災害や事故などのリスク情報をリアルタイムに配信するほか、SNSや河川・道路カメラ、カーナビ情報、人工衛星等のデータをもとにAIで災害時の被害シミュレーションや予測をし、被害状況を可視化します。 株式会社... View Article
May 16, 2023 1:00 pm
Published by Hazuki Inata
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。今回紹介するのはリモートワークデスクを中心としたオフィス家具D2Cブランド「WAAK°」です。 ワアク株式会社(以下「ワアク」)の代表である酒見さんは、家具の一大産地である福岡県大川市の出身で、家具メーカーの4代目です。とはいえ酒見さんは、既存の家具メーカーの枠組みではない成長を志向していました。そんなとき、ひょんなことから急成長する組織であるスタートアップと出会い、「リモートワークデスクを中心としたオフィス家具D2Cブランド」を着想します。 WAAK°を作るに至った経緯や開発しているプロダクト、既存の家具メーカーがいかにして急成長ビジネスを目指すようになったのか酒見さんにお話を伺いました。 < プロフィール > ワアク株式会社 代表取締役CEO 酒見 史裕 1978年、福岡県大川市生まれ。家業の家具製造会社丸惣に入社後、デザイン事務所を設立。2016年、父の逝去に伴い丸惣の代表取締役に就任。自社ブランド・FIEL(フィール)を立ち上げて業績が低迷していた会社を再建。2019年にオフィスデスク専門のD2Cブランドとなるワアク株式会社を設立。 顧客の声を武器にした製品づくりとデジタルマーケティングを活用したオフィス家具メーカー ― WAAK°で開発しているプロダクトについて教えてください。 ワアク社では、リモートワークデスクを中心としたオフィス家具D2Cブランド「WAAK°」を運営しています。 コロナ禍を機にリモートワークを始めた方や会社は多いと思いますが、デザイン性や生産性を兼ね備え、かつこだわりを持つ人のニーズをすべて満たす在宅ワークの家具は少ないのが現状です。また、例えば背の高い方は規定のサイズの机や椅子だとサイズが合わない場合もあります。そこでWAAK°では、インテリア性の高い無垢材を使った電動昇降デスク「WAAKstation2」や、オーダーメイドでデスクを制作するプロジェクトである「WAAKtailored」を提供しています。これらはすべて、自宅の家具に馴染んだり、配線を隠せるようにしたスタイリッシュなデザインが特徴です。... View Article
May 10, 2023 5:00 pm
Published by akane-arai
2022年、デジタルガレージはオープンイノベーションプログラム「Open Network Lab ─ Open Innovation ─(以下「Onlab Open Innovation」)」を発表しました。Onlab Open Innovationの目的は、スタートアップが大企業や行政と協業し、新たな価値を生み出し社会実装を推進すること。デジタルガレージが持つFinTechやマーケティング領域、web3やESGなどのビジネスリソースはもちろん、パートナー企業の協力も得ながら、1対1ではなく「コンソーシアム型」で、スタートアップが協業パートナーと高速でビジネス検証・開発をできる体制や環境を構築していきます。 本記事では、Onlab Open Innovationへ参画する東芝テック株式会社(以下「東芝テック」)の石井さんと、三菱地所株式会社(以下「三菱地所」)の橋本さんに、両社がCVC(※)をもつ理由、投資領域、そしてOnlab Open Innovationへの参画理由や参加スタートアップへの期待などについて伺いました。 (※)本記事ではファンドの有無に関わらず、両社のスタートアップへの投資機能を便宜的に「CVC」と呼んでおります。 < プロフィール >... View Article
May 10, 2023 4:00 pm
Published by Momoe Ariyama
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、Seed Accelerator Programを2010年4月にスタートしました。これまで145社以上のスタートアップを支援・育成してきました。この記事ではOnlabESGの活動とDGインキュベーション OnlabESG1号(通称 Earthshotファンド)について紹介します。 スタートアップにとってESGの重要性なぜスタートアップはESG経営を目指すべきなのか、については前回記事でご紹介しましたが、今回は我々OnlabESGが行っている活動についてご紹介します。OnlabESGとは、Open Network Labが実施しているESG(環境・社会・ガバナンス経営)に取り組むスタートアップのための支援です。デジタルガレージが10年以上に渡り行ってきたスタートアップ支援は、さまざまなビジネスアイデアを持った起業家を育成するだけでなく、その企業が取り組む事業が社会課題を解決するなど、社会的にも大きな価値を生み出すものだと考えています。また我々は事業面だけのスタートアップ成長を促進するのではなく、支援先企業が持続可能な会社組織として社会に貢献していくことも重要だと考えています。 OnlabESGでは、大きく3つの活動を軸に活動しています。1つ目は、ESGの理解向上や業界トレンドを把握するための「調査・研究」、2つ目は、今後予想されるVC投資のESG重視傾向への対応策としての「投資先へのESGバリューアップ支援」、3つ目は、国内外のClimateTech/ Impact VCやスタートアップとの「ネットワーキング」です。 「調査・研究」では、ESGの業界トレンドを把握するために、ESGスタートアップ調査や業界カオスマップを作成したり、国内海外のESGスタートアップの技術や取り組む分野、提供するサービスについて領域やテーマ毎に概要を紹介したり、日々記事を更新しています。 またこれらの調査情報やトレンドをわかりやすく共有するためのイベントやオウンドメディアでの発信も積極的に行っています。 直近では、スタートアップが知っておくべきESG用語集やMeet with ESG Startupsと題した、我々の投資先・支援先の企業のビジョンや具体的な取り組みを紹介するインタビューも実施しています。 また、「投資先へのESGバリューアップ支援」では、アクセラレータープログラムの中でOnlab生スタートアップ企業に向けたESG経営レクチャーを実施しました。... View Article
April 28, 2023 12:00 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。今回登場するのは、Onlab第25期生で建設業の見積業務を行うSaaSプロダクトを開発する株式会社GACCIです。Onlabの採択からこれまでどのような支援をしてきたのか、そして今後の展望について、株式会社GACCI代表取締役CEOの若本さんと、デジタルガレージでスタートアップ支援を担当する崎島と松田にお話を伺いました。 < プロフィール > 株式会社GACCI 代表取締役CEO 若本 憲治 2014年に起業し、M&Aや新規創業をしながら鳥取で7社の中小企業を経営。2020年に公共工事の入札情報サービスを事業承継し、建設業のユーザーからの声をもとに「GACCI」を着想。2021年にG’s ACADEMYへ入学し、エンジニアと共にプロダクト開発に着手。2022年7月から10月にかけて日本のアクセラレータプログラムの草分けである「Open Network Lab」に参加。第25期Demo Dayにて最優秀賞を受賞。 株式会社デジタルガレージ 執行役員 インキュベーション本部長 崎島 淳一 総合商社にて東京、ニューヨーク、ロンドンを拠点にテクノロジー企業向け投資事業などに従事。その後、グローバルアパレル企業にて、M&A・事業開発・サプライチェーン改革などに携わる。テックスタートアップを経てデジタルガレージに参画。現在、執行役員・インキュベーション本部長として、グループを横断した新規戦略事業の創出を統括。 株式会社デジタルガレージ オープンネットワークラボ推進部長 松田 信之... View Article
April 27, 2023 3:00 pm
Published by 有希吉田
Seed Accelerator Program(シードアクセラレータープログラム)を運営するOpen Network Lab(以下「Onlab(オンラボ)」)は、2023年4月20日に第26期のDemo Dayを開催しました。今期140社以上の中から最終審査を経てDemo Dayに辿り着いたのは5社。コロナ禍後会場に集まっての開催となった当日、スタートアップは多くの投資家や事業会社の皆様を前にピッチを披露しました。またOnlab卒業生の3社もAlumni Ptichとして登壇し、現役時からのさらなる発展を報告してくれました。各社のピッチを振り返りながら、第26期Demo Dayの受賞企業を紹介します。 【最優秀賞・オーディエンス賞】交通領域の脱炭素化を進める都市データプラットフォーム「Spatial Pleasure」 最優秀賞、及び会場参加者の投票で決まるオーディンエンス賞をダブル受賞したのは、バス事業者等を中心に、都市の脱炭素に貢献するカーボンクレジットを発行するデータプラットフォームを開発する株式会社Spatial Pleasure(スペィシャルプレジャー)でした。 脱炭素において注目を集めているカーボンクレジット。Spatial Pleasureのクライアントであるバス会社は、カーボンクレジットが認められれば、年間20億円の売上げが見込めると試算。しかし実際はカーボンを排出しているとして、年間2億円の支払いが必要となってしまっています。 このギャップの原因は、バスによるカーボンの削減効果の定量的な提示が難しいから。例えば、1日10万人を運行するバス路線では、1回5000万円を超えるアンケート調査を2カ月に1回、継続的に実施しなければなりません。またバス会社は、乗降客の移動データを提供する必要がありますが、集金データを紙で管理しているバス業界でこの複雑なデータモニタリングは難しいのが現状です。 株式会社Spatial Pleasure 代表取締役 鈴木... View Article
April 20, 2023 7:36 pm
Published by 有希吉田
Open Network Lab(以下「Onlab(オンラボ)」)では、スタートアップ経営者同士が事業や組織づくりなどあらゆる相談ができる場として、ランチを共にしながら気軽に語りあう好評企画の「シャッフルランチ」を開催しています。 スタートアップならではの様々な悩みや課題など、お互いの体験談を交えて意見交換ができる貴重な機会になった、と参加者のみなさまから嬉しいメッセージをいただいています。 そんな「シャッフルランチ」の様子をお伝えするべく、取材に応じてくださった方々の声をご紹介いたします。 健康をテーマにした業種ならではの話題で盛り上がった【booost health株式会社 × 株式会社エムボックス】 社員のメンタル不調を未然に察知・予防するサービス「Mental Training Club BOOOST」を提供するbooost health株式会社と、テクノロジーを活用したセルフメディケーションサービス「HIX」を提供する株式会社エムボックスのシャッフルランチ。健康をテーマにした業種ならではの話題で盛り上がりました。 ■ 参加者 株式会社エムボックス 金澤 大介 氏(右)... View Article