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現場に足を運ぶ。4000社が使う現場DXビジネスチャット「direct」の経営哲学|Road to Success Onlab Grads Vol.29

現場に足を運ぶ。4000社が使う現場DXビジネスチャット「direct(ダイレクト)」の経営哲学|Road to Success Onlab Grads Vol.29

September 22, 2023 11:00 am Published by

Open Network Lab(以下、Onlab)は、2010年4月より「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に「Open Network Lab Seed Accelerator」をスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。そのOnlabに、10年以上も前となる2012年に参加していたのが、現場向けビジネスチャット「direct(ダイレクト)」を開発する株式会社L is B(以下「L is B」 )です。 L is B(エルイズビー)がOnlabに参加当時取り組んでいたサービスは、世界で50万ダウンロードを記録したアプリでした。しかし外部APIの変更により、その事業は頓挫するというHARD THINGSを経験。この一連の経験は、L is B代表の横井さんの経営哲学になっているようです。また、横井さんはdirectの開発を進めるにあたり、現場に足を運ぶことの重要さを力説します。 横井さんに、これまでのL is... View Article

会話サマリーAI電話「pickupon(ピクポン)」らしさの再定義とカルチャー醸成への挑戦。スタートアップがESG経営への舵を切る理由とは|Onlab ESG

September 11, 2023 12:00 pm Published by

デジタルガレージは「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にOpen Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)を2010年4月にスタートし、これまで145社以上のスタートアップを支援・育成してきました。 電話の内容をテキスト化して顧客のニーズを抽出・分析するAI電話「pickupon(ピクポン)」を開発するOnlab第16期生のpickupon株式会社 代表取締役CEOの小幡さんと、同社で組織開発や人材採用を担当するかわかたさん、ESG経営・パーパスブランディングコンサルタントの田原さんに、なぜpickuponがOnlab ESGの「ミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)策定ワークショップ」に参加したのか、そこで得られた気づきや効果、またどんなスタートアップにもESG経営の事業戦略が必要な背景について伺いました。 Onlab ESGとは、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営に取り組むスタートアップに向けたOnlabの支援であり、大きく3つの活動を軸に活動しています。1つ目は、ESGの理解向上や業界トレンドを把握するための「調査・研究」、2つ目は、今後予想されるVC投資のESG重視傾向への対応策とした「投資先へのESGバリューアップ支援」、3つ目は、国内外のClimate Tech / Impact VCやスタートアップとの「ネットワーキング」です。 今回、Onlab ESGでは「投資先へのESGバリューアップ支援」の一環としてMVVの策定を行いましたが、いかなる事業内容や規模の企業にとっても、社内外の状況を正しく理解して芯の通ったMVVを作成することは、これからESG経営を推進する上で重要な「最初の一歩」だと考えています。ステークホルダーとの信頼関係を築き、企業価値を向上させるためにESG経営が求められつつある今、私たちはより多くのスタートアップが各自のペースで取り組み、実現できるように支援を強化していきます。 < プロフィール > pickupon株式会社 代表取締役 小幡... View Article

国内最大のドローン保有数を誇るレッドクリフが語る、ドローンショーを活用したプロモーションの舞台裏|Road to Success Onlab Grads Vol.28

September 5, 2023 12:00 pm Published by

Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。ドローンショーを最先端の広告手法として夜空に新たな可能性を創り出す、Onlab第25期生の株式会社レッドクリフ。2023年6月、東京タワーのライトアップとシンクロした特別なドローンショーを実施した背景にはデジタルガレージのマーケティング事業部門とのコラボレーションがありました。その背景やプロジェクトの舞台裏についてレッドクリフ代表取締役の佐々木さんと、デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニーの中西さんと河原崎さんにお話を伺いました。 < プロフィール > 株式会社レッドクリフ 代表取締役 佐々木 孔明 1994年、秋田県生まれ。関東学院大学建築・環境学部へ進学。2016年、2年間の休学を使いドローンと世界一周の旅に出る。帰国後、大学を中退しドローン世界最大手DJIの日本一号店に勤務。ドローンの販売や講習、空撮を担当。2019年、ドローン空撮会社「株式会社レッドクリフ」を設立、テレビ番組の空撮やゴルフ場の空撮を行う。海外企業のドローンショーの空撮を担当したことからドローンショーに興味を持つ。東京オリンピックの追い風を受け2021年より日本最大規模のドローンショー運営会社を目指す。 株式会社デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー コマース本部 ストラテジックプランニング部 プランナー 中西 優人 商社・人材スタートアップ企業を経て、デジタルガレージに入社。地方銀行やコスメ、EC業界のデジタルマーケティングを6年間担当し、収益効率を重視したマーケティングの経験を積む。2021年からプランナーとして、外資系コスメやゲーム会社のクライアント向けに統合デジタルマーケティングの戦略設計やプランニング、ディレクションに携わる。 株式会社デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー... View Article

特定技能人材と雇用主を繋ぐ「tokuty(トクティー)」北海道進出を経て全国の人材不足を解決したい。|Road to Success Onlab Grads Vol.27

特定技能人材と雇用主を繋ぐ「tokuty(トクティー)」北海道進出を経て全国の人材不足を解決したい。|Road to Success Onlab Grads Vol.27

August 28, 2023 4:00 pm Published by

デジタルガレージが2010年から取り組んできた日本初のシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)」はこれまで数々のスタートアップを支援・育成してきました。このノウハウを北海道に移植し、2018年からスタートしたOpen Network Lab HOKKAIDO(以下、Onlab HOKKAIDO)では、北海道ならではの資産を活かし、課題解決に取り組むスタートアップを支援しています。 Onlab 第23期 Demo Dayで最優秀賞を受賞したトクティー株式会社 代表取締役の杉原尚輔さんをお招きし、北海道で事業拡大を目指した背景や北海道銀行と事業提携を実施した経緯など、スタートアップが北海道に拠点を置いて顧客開拓を実施するコツを株式会社D2 Garage(ディーツーガレージ) 代表取締役の佐々木とともに伺いました。 < プロフィール > トクティー株式会社  代表取締役 杉原... View Article

日本最大規模のドローンショーで表現力や集客力を刷新。最先端の広告媒体で新たな可能性を創出する「レッドクリフ」

日本最大規模のドローンショーで表現力や集客力を刷新。最先端の広告媒体で新たな可能性を創出する「レッドクリフ」|Meet with Onlab Grads Vol.43

August 23, 2023 11:00 am Published by

デジタルガレージが運営するアクセラレータープログラム「Open Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)」は、「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に2010年4月にスタートし、これまで数々のスタートアップを支援・育成してきました。Onlab 第25期生の株式会社レッドクリフ 代表取締役の佐々木 孔明さんは、ドローンと世界一周旅行をしたことを機にドローンの可能性を確信。帰国後に大学を中退して世界最大手ドローンメーカーの日本第1号店に入社します。そこでドローンに関わるさまざまな職種を経験後、空撮に特化したレッドクリフを立ち上げて大規模なドローンショーの撮影にも携わるようになった佐々木さんに、事業を立ち上げた当時のエピソードやOnlabのプログラムで得た気づき、ドローンを介してどのような事業戦略を立てているのかを伺いました。 < プロフィール > 株式会社レッドクリフ 代表取締役 佐々木 孔明 1994年、秋田県生まれ。関東学院大学建築・環境学部へ進学。2016年、2年間の休学を使いドローンと世界一周の旅に出る。帰国後、大学を中退しドローン世界最大手DJIの日本一号店に勤務。ドローンの販売・講習・空撮を担当。2019年、ドローン空撮会社「株式会社レッドクリフ」を設立、テレビ番組の空撮やゴルフ場の空撮を行う。海外企業のドローンショーの空撮を担当したことからドローンショーに興味を持つ。東京オリンピックの追い風を受け2021年より日本最大規模のドローンショー運営会社を目指す。 建築士になるよりもドローンメーカーで働きたい。世界一周旅行から帰国後、大学を中退 ― レッドクリフの事業について教えてください。 レッドクリフは2019年に設立した日本最大級のドローンショーを企画・運営している会社です。イベントでドローンショーを実施したり広告プロモーションを発信したりするなど、ドローンを情報発信ツールとしてご活用いただいています。私はドローンの空撮会社に勤めていた背景からドローンを接続できる台数や日本仕様の周波数帯を把握し、ショーに使用できるドローンも国内最大級に所有しています。 ― どのようなお客様がドローンショーに興味を持っていらっしゃいますか?... View Article

「D2C STATION」とDGのマーケティングソリューションが融合して誕生した新たなビジネスモデル|Road to Success Onlab Grads vol.26

「D2C STATION」とDGのマーケティングソリューションが融合して誕生した新たなビジネスモデル|Road to Success Onlab Grads vol.26

August 10, 2023 5:15 pm Published by

Open Network Lab(以下、Onlab)は、2010年4月より「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に「Open Network Lab Seed Accelerator」をスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。その1社であり、化粧品ブランド立ち上げ支援事業「D2C STATION」が好調なモノック株式会社(以下、モノック) 。D2C事業を加速させるためにデジタルガレージのマーケティング事業部門とどのような取り組みをしているのか、モノック 株式会社 代表取締役CEOの小澤さんとデジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニーの古澤さんにお話を伺いました。 < プロフィール > モノック株式会社 代表取締役CEO 小澤 一郎 2011年大学2年生のときにiPhoneアプリをエンジニアと開発し、2000万ダウンロードを達成したiPhoneの写真アプリ「papelook」の成功から会社を起業。その後もコスメメディア「FAVOR(フェーバー)」や自社ブランド「FAVES BEAUTY(フェイブス・ビューティー)」を展開してきた。10周年を期にモノ作りを由来とするモノック株式会社へ社名変更。現在はクライアント企業のコスメブランドの立ち上げを全面的に支援する事業「D2C STATION」を開始。価値あるブランドを世の中に届けるため、商品企画から製造・物流・販売・プロモーションなどの化粧品ブランドに必要なトータル支援をしている。... View Article

鍵は企業文化と依るべき行動指針。社会インフラを目指す会社が作った、働き方多様化新制度運用の秘訣 | Meet with ESG Startups Vol.9

鍵は企業文化と依るべき行動指針。社会インフラを目指す会社が作った、働き方多様化新制度運用の秘訣|Meet with ESG Startups Vol.9

August 9, 2023 6:26 pm Published by

近年、「企業価値」と「社会的価値」の両立を目指す「ESGスタートアップ」が注目され、Open Network Lab(以下「Onlab」)でも、国内外の支援先が増えています。スタートアップの事業成長と会社経営のあり方や持続可能な社会へのインパクトをどのように創り出していくのか。シリーズ「Meet with ESG Startups」では、経営者の考え方や企業の取り組みについて伺います。今回登場するのは、貸切送迎バスのマッチングサービス「busket」を運営するワンダートランスポートテクノロジーズ株式会社(以下「WTT」)です。 同社は働き方の多様性を高め、ひいては優秀な人材を採用するために、「リモート」「時短」「一定時間」といった特徴をもつ勤務制度をゼロから作り、当該制度が適用される社員第1号を採用。一定の成果を収めています。制度の狙いや運用してみた学びについて、代表の西木戸さんを始め、WTTの社員の皆さんにお話を伺いました。 働き方多様化の新制度を導入。採用したのはどんな人? ── 前回のインタビューから1年が経ちました。その間の事業のアップデートを教えてください。 西木戸(代表取締役CEO): busketは、貸切バス配車・運行管理サービスのマッチングプラットフォームです。1年前の時点ではスポーツ関連での利用が多かったのですが、最近は物流・人材領域での利用も増えてきました。 例えば物流倉庫の繁忙期では、何百人ものアルバイトが駅から倉庫に移動しなければなりません。ですが実際にどのくらいの人数が移動するかはギリギリにならないと確定しないんです。仮に1ヵ月前にバスで移動する人数が確定していれば事前にバスをチャーターできるかもしれませんが、直前で対応するのは難しい。busketならそういった急な対応の時でもバスの手配から各所との調整までワンストップでサポートできます。 また同じOnlab生でもある株式会社Spatial Pleasureとは、貸切バスの環境便益評価に基づくカーボンクレジット創出について協業を開始しました。通勤送迎等で発生する移動を貸切バスに代替することで、どれだけカーボン排出抑制の面から環境に貢献できるかを形にするESGの観点からも事業を拡大していきたいです。 ── ありがとうございます。それでは本題に入りまして、WTTは従業員の働き方に多様性をもたせるための制度を新たに作ったと聞きました。今回はその話を詳しく聞かせてください。 西木戸(代表取締役CEO): 従業員や採用候補者に「この会社で働きたい」と思っていただけることはハッピーなことです。ですが中には、一般的な会社の制度では働けない・働きにくいという方が一定数います。彼ら・彼女らが働きやすい環境を整えられれば各人のパフォーマンスも上がり、ひいては会社としての競争力も向上するのではないか、そう考えてWTTでは多様な人材が働けるための制度設計にチャレンジしています。 寺下(取締役):... View Article

時代に応じて事業を変化させるタイムマシン経営。写真アプリからD2Cブランド支援へ「MONOC」の鮮やかな転身に迫る|Road to Success Onlab Grads vol.25

時代に応じて事業を変化させるタイムマシン経営。写真アプリからD2Cブランド支援へ「MONOC」の鮮やかな転身に迫る|Road to Success Onlab Grads vol.25

July 26, 2023 1:00 pm Published by

デジタルガレージが2010年から取り組んできた日本初のシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)」はこれまで数々のスタートアップを支援・育成してきました。 今回はOnlab 第6期として写真編集サービス「papelook(パペルック)」を立ち上げ、現在は事業ピボットをして発展させたコスメブランド立ち上げ支援事業「D2C STATION」が好調な創業12年目を迎えるモノック株式会社の登場です。代表取締役CEOの小澤一郎さんは、時代の流れに合わせ、当初とは別事業のようにも見える経営をしています。これまでの事業の経緯について伺いました。 < プロフィール > モノック株式会社 代表取締役CEO 小澤 一郎 2011年大学2年生のときにiPhoneアプリをエンジニアと開発し、2000万ダウンロードを達成したiPhoneの写真アプリ「papelook」の成功から会社を起業。その後もコスメメディア「FAVOR(フェーバー)」や自社ブランド「FAVES BEAUTY(フェイブス・ビューティー)」を展開してきた。10周年を期にモノ作りを由来とするモノック株式会社へ社名変更。現在はクライアント企業のコスメブランドの立ち上げを全面的に支援する事業「D2C STATION」を開始。価値あるブランドを世の中に届けるため、商品企画から製造・物流・販売・プロモーションなどの化粧品ブランドに必要なトータル支援をしている。 海外で成功している事例を日本に持ち込む「タイムマシン経営」でみえたこと ― モノック社はどのような事業を行う会社ですか? 化粧品のプロデュース会社として、D2C事業に参入したい企業にむけた企画製造販売マーケティングまでのトータル支援を行っています。もともと2015年から記事メディアを運営し、クライアントからの広告タイアップやSNS運用などをメイン事業にしていました。現在のD2C事業への転換は2019年に自社製品を作り始めてからですね。... View Article

【イベントレポート】Onlab ESG x byFonders|スタートアップ起業家・VCはそれぞれどうESGに取り組むべきか?

【イベントレポート】Onlab ESG x byFounders|スタートアップ起業家・VCはそれぞれどうESGに取り組むべきか?

July 24, 2023 3:00 pm Published by

世界各地でESGに関する取り組みが加速しており、企業の社会的責任が注目される中、スタートアップ起業家とVCにとってもESGへの取り組みが求められています。2023年5月11日にVenture Café TokyoのThursday Gatheringで開催されたセッションでは、海外先進事例を踏まえて、スタートアップ起業家とVCがどのようにESGに取り組むべきかについて、ヨーロッパでESG・インパクトを意識したファンドを運営しているbyFoundersの取り組みと同社のインパクトレポートを紹介し、デジタルガレージとのパネルディスカッションを行いました。 今回はスタートアップ起業家とVCがどのようにESGに取り組むべきかについて、ヨーロッパでESG・インパクトを意識したファンドを運営しているbyFoundersとデジタルガレージとのパネルディスカッションの内容をお届けします。 < プロフィール > byFounders VC General Partner Tommy Andersen デンマークのテック・スタートアップのための業界団体の共同設立者であり、デンマーク政府の起業家パネルを率い、14th Climate Partnershipのメンバー。また、byFounders以前には、LibratoneやEmbeditなど3社の共同設立と撤退に成功。いくつかのアクセラレータ、インキュベータ、スタートアップ組織への参加を通じて、デンマークのハイテクとインパクトのエコシステムにおいて積極的な役割を果たしている。byFoundersの共同設立前は、個人として、またエンジェル集団Nordic Makersの一員として、エンジェル投資の広範なポートフォリオを構築。起業とアドバイザリーの豊富な経験により、ビジネスと経営管理に対する理解を深め、現在ではbyFoundersのポートフォリオ企業の長期的な成長と成功を支援している。 株式会社デジタルガレージ Onlab ESG担当... View Article

沖縄から社会的課題を解決。新しい運転代行体験と稼げる仕事を創出する「AIRCLE」|Meet with Onlab Grads Vol.42

沖縄から社会的課題を解決。新しい運転代行体験と稼げる仕事を創出する「AIRCLE(エアクル)」|Meet with Onlab Grads Vol.42

July 18, 2023 2:00 pm Published by

デジタルガレージが運営するアクセラレータープログラム「Open Network Lab(以下、Onlab)」は、「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に2010年4月にスタートし、これまで数々のスタートアップを支援・育成してきました。 Onlab 第26期 Demo Dayで審査員特別賞を受賞した株式会社Alpaca.Lab(アルパカラボ) 代表取締役の棚原 生磨さんは、地元沖縄県が抱える数々の社会的課題を解決するために大学教授とともにAlpaca.Labを立ち上げます。最初に着手した「運転代行」の業界では、60年もの間他社との価格競争に勝つために不当に安い価格で運営する業者にあふれ、最低賃金かつ非効率的な労働がまかり通っていました。「健全に利益が上がるロールモデルを作る」と運転代行配車プラットフォーム「AIRCLE(エアクル)」を生み出した棚原さんに、事業を立ち上げた当時のエピソードやOnlabのプログラムで得た気づき、沖縄から社会的課題を解決したいと考える背景を伺いました。 < プロフィール > 株式会社Alpaca.Lab 代表取締役 棚原 生磨 北陸先端科学技術大学院卒。2013年に株式会社JMCに入社。事業推進部にて教育事業に携わる。2015年に公益財団法人 沖縄科学技術振興センターに参画。産学連携事業の経験を経て、2018年に「課題先進県の沖縄から課題解決のスタンダードを」をスローガンに株式会社Alpaca.Labを沖縄県にて設立。運転代行プラットフォーム AIRCLEの創業に携わる。 すぐ来る、AIRCLE。過度な価格競争を刷新するために立ち上げた運転代行サービス ― この度は、Onlab... View Article

【イベントレポート】Onlab ESG x byFonders|スタートアップ起業家・VCはそれぞれどうESGに取り組むべきか?(前編)

北欧VCの byFounders が発表した「Impact Awareness Report 2022」を解説

July 10, 2023 2:00 pm Published by

世界各地でESGに関する取り組みが加速しており、企業の社会的責任が注目される中、スタートアップ起業家とVCにとってもESGへの取り組みが求められています。デジタルガレージのグローバルインキュベーションストリームのパートナーであり、北欧を拠点とするアーリーステージのコミュニティー重視型ファンドで、インパクト重視の次世代の創業者に寄り添って支援をしているbyFounders社が4月に発表したImpact Awareness Reportについて、同社ジェネラルパートナーのトミー・アンダーセン氏に解説してもらいました。 なお、当該レポートでは、ファンド自体に関するデータはもちろん、ESG全般に関するデータなどの詳細も掲載しており、ESGとインパクトが財務実績とどのように関連しているかを学ぶ非常に良い入門書となっていますので、ESGに関する取り組みにご興味のある方やインパクト投資について知りたい方はぜひご参照ください。 < プロフィール > byFounders VC General Partner Tommy Andersen デンマークのテック・スタートアップのための業界団体の共同設立者であり、デンマーク政府の起業家パネルを率い、14th Climate Partnershipのメンバー。byFounders以前には、LibratoneやEmbeditなど3社の共同設立と撤退に成功。いくつかのアクセラレータ、インキュベータ、スタートアップ組織への参加を通じて、デンマークのテクノロジーとインパクトのエコシステムにおいて重要な役割を果たしている。byFoundersの共同設立前は、個人として、またエンジェル投資家のグループ、Nordic Makersの一員として、エンジェル投資の広範なポートフォリオを構築。起業とアドバイザリーの豊富な経験により、ビジネスと経営管理に対する理解を深め、現在ではbyFoundersのポートフォリオ企業の長期的な成長と成功を支援中。 byFoundersが大事にする3つの価値観 ― byFoundersのファンドの特徴について教えてください。 byFoundersは、新北欧に投資するコミュニティ出資のアーリーステージ・ベンチャー・ファンドです。1号ファンドは1億ユーロの資金があり、昨年末にはさらに1億1000万ユーロの資金を持つ2号ファンドも立ち上げ、合計で2億ユーロ以上の資金を運用し、ソフトウェアやディープテック企業に焦点を当てています。また、インパクト投資にも注力していますが、インパクトだけをみているファンドではなく、伝統的な投資とインパクト投資の両方を行っています。... View Article

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次世代小型EVで観光客に非日常的な体験を提供する「eMoBi (えもび)」|Meet with Onlab Grads Vol.41

July 5, 2023 3:00 pm Published by

Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。今回ご紹介するのはOnlab第26期生、株式会社eMoBi(えもび)代表取締役CEOの石川 達基さんです。 Onlab 第26期 Demo Dayで審査員特別賞を受賞した石川さんは、直径10km圏内の観光地での移動をスムーズにすることで観光客に非日常的な体験を味わってもらいたいという思いから、電動トゥクトゥクを活用したレンタルサービス「えもび」を提供しています。観光スポットが分散していると散策するには遠く、公共交通機関の混雑は避けられないといった観光客のお悩みにフォーカスし、鎌倉を拠点に小型電気自動車(以下、小型EV)の開発や離島の抱える移動問題の解決に取り組んでいます。そんな石川さんにeMoBiを設立した背景や、Onlabに参加して変化したこと、中長期的に挑戦したいことを伺いました。 株式会社eMoBi 代表取締役CEO 石川達基氏 < プロフィール > 株式会社eMoBi 代表取締役CEO 石川達基 ラ・サール高等学校卒業。東京大学文科一類入学後、2019年11月から1年間、電池ベンチャーにて東南アジア二輪三輪市場のリサーチャー業務を担う。ベトナム・インドの電動バイク事業者への営業も経験。東京大学法学部在学中、2020年12月に株式会社eMoBiを創業。3人乗りEV(電気自動車)のレンタルサービス「えもび」を提供する。... View Article