February 6, 2024 1:00 pm
Published by Hazuki Inata
株式会社デジタルガレージが運営するOpen Network Lab(以下「Onlab(オンラボ)」)は2023年12月、Open Network Lab Open Innovation(以下「Onlab OI」) 第1期 / Open Network Lab FUKUOKA 第4期の成果共有会を実施しました。Onlab OIは、これまでResi-TechやBioHealth等、分野特化で運営してきたオープンイノベーションプログラムを1つにまとめ、スタートアップが協業パートナーである大企業や行政、デジタルガレージと協業し、新たな価値を生み出し社会実装を推進することを目的に始動したプログラムです。 成果共有会には、313件の応募から選ばれ、パートナー企業との協業に挑んだ14社が登壇。スタートアップと協業パートナーとの取り組みは現時点で非公開の案件も多いため、本稿では成果共有会に登壇したスタートアップのサービスを中心に紹介します。 1. 空間アナリティクスツール「ToPolog」 ToPolog(トポログ)... View Article
January 9, 2024 1:00 pm
Published by 有希吉田
デジタルガレージが運営するアクセラレータープログラム「Open Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)」は、「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に2010年4月にスタートし、これまで数々のスタートアップを支援・育成してきました。 Onlab 第27期 Demo Dayで最優秀賞、及びオーディエンス賞を受賞した株式会社森未来(しんみらい)代表取締役の浅野 純平さんは、IT企業の仙台支店長として順調に営業成績を上げていた頃に東日本大震災が起き、地域貢献のできる事業で起業したいと構想を練るようになります。たまたま手に取った大工の棟梁の本から木材業界の実態を知り、日本の林業を活性化するために森未来を立ち上げます。 人気があっても国産材が売れない、顧客が木材の買い方が分からないという業界の課題を目の当たりにした浅野さんに、事業を立ち上げた経緯や当時のエピソード、Onlabのプログラムで得た気づき、木材のBtoBプラットフォーム「eTREE(イーツリー)」を介してどのような挑戦をしたいのかを伺いました。 < プロフィール > 株式会社森未来(しんみらい) 代表取締役 浅野 純平 1981年千葉県生まれ。IT業界から林業で起業するために転身。東京都の秋川木材協同組合で事務局長を務める。2016年、株式会社森未来を設立。2021年よりインターネット木材市場「eTREE」を提供している。 100社以上のネットワークとデータを活用。木材業界の窓口として役割を担う ― この度はOnlab... View Article
December 25, 2023 3:00 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下「Onlab」)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタート。これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。Onlabの2023年の活動をダイジェストで振り返ります。 Onlab 今年の活動 1. シードアクセラレータープログラム Onlab 第26期 Demo Dayを開催 Onlab 第26期 Demo Day記事を見る 2023年4月20日に、Onlab Seed Accelerator... View Article
December 20, 2023 1:00 pm
Published by 小島三幸
Open Network Lab(以下、Onlab)は、2023年10月20日に第27期 Demo Dayを開催しました。今期採択されたスタートアップ5社をはじめ、OnlabプログラムにはESGの課題を解決する持続的な成長を目指すスタートアップが増えています。Onlabは今回のDemo Dayを皮切りにカーボンニュートラルなイベントの運営を目指し、さまざまな取り組みを実施しました。どのような目的で挑戦し、プロセスを踏んでいったのかをOnlab ESG担当の堤とOnlab推進部 Onlab Seed Acceleratorプログラム担当の吉田に聞きました。 < プロフィール > 株式会社デジタルガレージ オープンネットワークラボ推進部 マネージャー ESG担当 堤 世良 三井物産でアメリカや東南アジアの不動産開発、森林・植林関連事業の事業開発に従事。スペイン/IE Business Schoolでサスティナビリティやインパクト投資領域を中心にMBAを取得。2021年にデジタルガレージにてESG・サステナビリティの新規事業の創出と、ESGの観点におけるスタートアップの支援・投資等を行う。 株式会社デジタルガレージ... View Article
December 11, 2023 9:00 am
Published by akane-arai
北海道の抱える課題解決に取り組むシード期のスタートアップを対象としたアクセラレータープログラム Open Network Lab HOKKAIDO(通称 Onlab HOKKAIDO)の6th Batch Demo Dayが、2023年11月30日に北海道・札幌にて開催されました。本記事では、Demo Dayの様子をお伝えします。 今回は、6th Batchに応募のあった96社の中から厳しい審査を勝ち抜いて採択された5社が登壇したほか、2023年9月に組成されたSTARTUP HOKKAIDO実行委員会(以下、STARTUP HOKKAIDO)の取り組み紹介、Onlab HOKKAIDO卒業生のスタートアップ企業やゲスト企業によるピッチなどが行われました。会場となった道新ホールには多くの関係者・参加者が集まり、北海道のスタートアップシーンの盛り上がりを感じる一日となりました。 北海道をアジアのスタートアップアイランドへ ― STARTUP HOKKAIDO... View Article
October 26, 2023 8:00 pm
Published by akane-arai
Seed Accelerator Program(シードアクセラレータープログラム)を運営するOpen Network Lab(以下「Onlab(オンラボ)」)は、2023年10月20日、第27期のDemo Dayを開催しました。5社のスタートアップが多くの投資家や事業会社の皆様を前にピッチしています。またOnlab卒業生の2社もAlumni Ptichに登壇し、現役時からの事業のアップデートを報告してくれました。各社のピッチを振り返りながら、第27期Demo Dayの受賞企業を紹介します。 【最優秀賞・オーディエンス賞】木材事業者と設計者のBtoBマッチングプラットフォーム「eTREE」 最優秀賞、及び会場参加者の投票で決まるオーディエンス賞をダブル受賞したのは、分断された木材流通を再構築する木材プラットフォーム「eTREE(イーツリー)」を運営する株式会社森未来(シンミライ)です。 日本は森林率が68%と世界第3位の森林国家。しかしながら木材自給率は40%程度と年々低下しており、海外からの輸入材を使う機会が多くなっています。以下に記載の通り近年国産材のニーズが高まっているものの、一度失われたサプライチェーンを復活させるのは簡単ではありません。 この課題をインターネットの力で解決したのが木材プラットフォーム「eTREE」です。全国100社以上の木材業界とのネットワークを活かし、木材業界をDX化して建設業界とつなぎ直します。 株式会社森未来 代表取締役 浅野 純平 これまで設計者が新たな木材業者と取引しようとすると、木材をどこから調達し、加工し、塗装し、どのように運搬するかを調整するのが大変でした。eTREEは木材の最適なサプライチェーンをワンストップで提供することで、この課題を解決します。 既にユーザーも獲得しており、これまで寿司のカウンターやグランピング施設、トレーラーハウスを建てるためにeTREEは使われてきました。主なターゲットは建築業界のうち非住宅内装市場で、非住宅木造市場も視野に入れています。行政や木材事業者が類似サービスを提供していますが「データベースを持ち、調達・加工・物流など、サプライチェーンの全てを一連で提供できるのはeTREEだけだ」と、森未来代表の浅野さんは胸を張りました。 ところで、近年、国産材を使用するニーズが高まっています。これまで公共建築には木材の使用が促されていましたが、法改正により民間建築にもこれが適用されることになったのです。これにより今後企業が自社ビルを建てる場合など、国産材利用のニーズは高まっていくでしょう。 また2023年、東証に新たな市場が開設されたように、今後カーボンクレジット取引の活性化が見込まれています。とはいえ現状はまだまだグリーンカーボンの創出量は不足気味。この課題を解決するべく森未来は、林業家が必ず作る森林経営計画からCO2を吸収するロジックを、大学などと共同研究で進めています。 【審査員特別賞】カーボンクレジットの取引ができるカーボンオフセットプラットフォーム「EARTHSTORY」 審査員特別賞を受賞したのは、株式会社Linkhola(リンコラ)でした。世の中にカーボンオフセットを溢れさせ、脱炭素の動きを実質的に進める世界を作る。そう語るのは代表の野村さんです。彼女は東京大学で環境学の博士号を取得。その後国立環境研究所を経てJ-クレジットの制度設計に携わった実績を携え、Linkholaを創業しました。... View Article
October 19, 2023 4:00 pm
Published by Hazuki Inata
デジタルガレージでは日本初のスタートアップ向けアクセラレータープログラム「Open Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)」を2010年4月より開始し、gifteeやSmartHR、POPERといった上場や資金調達を経て成長し続けるスタートアップを輩出してきました。 スタートアップは普段から顧客や投資家など、さまざまな立場の方に事業について伝える機会がありますが、大量の情報を詰め込んだり抑揚なく一方的に話したりしていると、せっかくのサービスの魅力や自社の価値が伝わらない場合があります。今回はピッチなどや伝える場面に欠かせない「話し方」のポイントを解説します。 登場するのは、Onlab 第25期 Demo Dayにてオーディエンス賞を受賞した株式会社カエカ 代表取締役の千葉 佳織さんです。伝え方トレーニングサービス「kaeka」を運営している千葉さんは、Onlabプログラムで支援先スタートアップに向けた「PITCH話し方レクチャー」の講師も務めていただいています。 < プロフィール > 株式会社カエカ 代表取締役 千葉 佳織 15歳から日本語のスピーチ競技、弁論を始める。2011年から2014年までに内閣総理大臣賞椎尾弁匡記念杯全国高等学校弁論大会など3度の優勝経験を持つ。慶應義塾大学在学中にBS番組でキャスターを務め、卒業後は新卒で入社したDeNAで代表取締役や登壇者のスピーチライター業務の立ち上げに携わる。2019年株式会社カエカを設立。経営者(上場企業やIPO前)や政治家(国会議員・首長・地方議員)を対象とするスピーチライティングやスピーチトレーニングを手掛ける。また、社会人を対象とした伝え方トレーニングサービス「kaeka」の運営を行う。これまで4000人以上に講演活動とトレーニングを行っている。2021年世界経済フォーラム(ダボス会議)グローバルシェイパーズメンバーに選出。2023年1月に話す力を数値化し強みと課題を見つける「kaeka score」をリリースする。 トレーニングで変わる。「話し方」を上達させる3つのポイント... View Article
October 11, 2023 1:00 pm
Published by 有希吉田
Open Network Lab (以下「Onlab」)は、日本初のアクセラレーターで、2010年4月のスタートからこれまで数々のスタートアップをサポートしてきました。そんなOnlabからはこれまでにgiftee、POPER、FRIL、WIHLL、SmartHRといった、上場を果たした、または資金調達を経て成長し続けるスタートアップを輩出しています。今回はスタートアップがMVP開発に取り組む上での具体的な方法や使用できる既存ツールなど、その注意点やポイントについて解説します。 【 筆者プロフィール 】 Open Network Lab HOKKAIDO プログラムディレクター 小田 貴志 新卒でNHKにディレクターとして入局し、報道や自然などのドキュメンタリー制作を手掛ける。旅行業界でインバウンドビジネスディレクターを経て、エンジニアに転身。要件定義から設計、実装、デザインまで幅広い範囲に従事。その後、家庭料理シェアやフードデリバリーなどのスタートアップ立ち上げを経験し、再びエンジニアへ。2022年より「Open Network Lab HOKKAIDO」の運営に参画。得意領域はビジネスの仮説検証、プロトタイプやMVPの構築、UI/UXデザイン。 MVP検証の順序とは?検証で使える既存ツールを紹介 スタートアップにとってのMVP開発は、最初の顧客(ファーストカスタマー)を探すことから始まります。ファーストカスタマーの特徴として挙げられるのは、課題について猛烈に話す、お金を払う準備がある、製品へフィードバックをくれる、といったものです。... View Article
October 6, 2023 12:00 pm
Published by 有希吉田
Open Network Lab (以下「Onlab」)は、日本初のアクセラレーターで、2010年4月のスタートからこれまで数々のスタートアップをサポートしてきました。そんなOnlabからはこれまでにgiftee、POPER、FRIL、WIHLL、SmartHRといった、上場を果たした、または資金調達を経て成長し続けるスタートアップを輩出しています。今回はスタートアップにとってなぜMVP開発が必要なのか、スタートアップが陥りやすい事例や見誤りがちなユーザー指標について解説します。 【 筆者プロフィール 】 Open Network Lab HOKKAIDO プログラムディレクター 小田 貴志 新卒でNHKにディレクターとして入局し、報道や自然などのドキュメンタリー制作を手掛ける。旅行業界でインバウンドビジネスディレクターを経て、エンジニアに転身。要件定義から設計、実装、デザインまで幅広い範囲に従事。その後、家庭料理シェアやフードデリバリーなどのスタートアップ立ち上げを経験し、再びエンジニアへ。2022年より「Open Network Lab HOKKAIDO」の運営に参画。得意領域はビジネスの仮説検証、プロトタイプやMVPの構築、UI/UXデザイン。 MVPとは何か?スタートアップが陥りやすい事例を紹介 そもそもMVPとは... View Article
September 22, 2023 11:00 am
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下、Onlab)は、2010年4月より「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に「Open Network Lab Seed Accelerator」をスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。そのOnlabに、10年以上も前となる2012年に参加していたのが、現場向けビジネスチャット「direct(ダイレクト)」を開発する株式会社L is B(以下「L is B」 )です。 L is B(エルイズビー)がOnlabに参加当時取り組んでいたサービスは、世界で50万ダウンロードを記録したアプリでした。しかし外部APIの変更により、その事業は頓挫するというHARD THINGSを経験。この一連の経験は、L is B代表の横井さんの経営哲学になっているようです。また、横井さんはdirectの開発を進めるにあたり、現場に足を運ぶことの重要さを力説します。 横井さんに、これまでのL is... View Article
September 11, 2023 12:00 pm
Published by Hazuki Inata
デジタルガレージは「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にOpen Network Lab Seed Accelerator(以下、Onlab)を2010年4月にスタートし、これまで145社以上のスタートアップを支援・育成してきました。 電話の内容をテキスト化して顧客のニーズを抽出・分析するAI電話「pickupon(ピクポン)」を開発するOnlab第16期生のpickupon株式会社 代表取締役CEOの小幡さんと、同社で組織開発や人材採用を担当するかわかたさん、ESG経営・パーパスブランディングコンサルタントの田原さんに、なぜpickuponがOnlab ESGの「ミッション・ビジョン・バリュー(以下、MVV)策定ワークショップ」に参加したのか、そこで得られた気づきや効果、またどんなスタートアップにもESG経営の事業戦略が必要な背景について伺いました。 Onlab ESGとは、ESG(環境・社会・ガバナンス)経営に取り組むスタートアップに向けたOnlabの支援であり、大きく3つの活動を軸に活動しています。1つ目は、ESGの理解向上や業界トレンドを把握するための「調査・研究」、2つ目は、今後予想されるVC投資のESG重視傾向への対応策とした「投資先へのESGバリューアップ支援」、3つ目は、国内外のClimate Tech / Impact VCやスタートアップとの「ネットワーキング」です。 今回、Onlab ESGでは「投資先へのESGバリューアップ支援」の一環としてMVVの策定を行いましたが、いかなる事業内容や規模の企業にとっても、社内外の状況を正しく理解して芯の通ったMVVを作成することは、これからESG経営を推進する上で重要な「最初の一歩」だと考えています。ステークホルダーとの信頼関係を築き、企業価値を向上させるためにESG経営が求められつつある今、私たちはより多くのスタートアップが各自のペースで取り組み、実現できるように支援を強化していきます。 < プロフィール > pickupon株式会社 代表取締役 小幡... View Article
September 5, 2023 12:00 pm
Published by Hazuki Inata
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。ドローンショーを最先端の広告手法として夜空に新たな可能性を創り出す、Onlab第25期生の株式会社レッドクリフ。2023年6月、東京タワーのライトアップとシンクロした特別なドローンショーを実施した背景にはデジタルガレージのマーケティング事業部門とのコラボレーションがありました。その背景やプロジェクトの舞台裏についてレッドクリフ代表取締役の佐々木さんと、デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニーの中西さんと河原崎さんにお話を伺いました。 < プロフィール > 株式会社レッドクリフ 代表取締役 佐々木 孔明 1994年、秋田県生まれ。関東学院大学建築・環境学部へ進学。2016年、2年間の休学を使いドローンと世界一周の旅に出る。帰国後、大学を中退しドローン世界最大手DJIの日本一号店に勤務。ドローンの販売や講習、空撮を担当。2019年、ドローン空撮会社「株式会社レッドクリフ」を設立、テレビ番組の空撮やゴルフ場の空撮を行う。海外企業のドローンショーの空撮を担当したことからドローンショーに興味を持つ。東京オリンピックの追い風を受け2021年より日本最大規模のドローンショー運営会社を目指す。 株式会社デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー コマース本部 ストラテジックプランニング部 プランナー 中西 優人 商社・人材スタートアップ企業を経て、デジタルガレージに入社。地方銀行やコスメ、EC業界のデジタルマーケティングを6年間担当し、収益効率を重視したマーケティングの経験を積む。2021年からプランナーとして、外資系コスメやゲーム会社のクライアント向けに統合デジタルマーケティングの戦略設計やプランニング、ディレクションに携わる。 株式会社デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー... View Article