October 27, 2021 4:00 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、Seed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。今回はOnlab第20期生、Tippsy, Inc. Founder/CEOの伊藤 元気さんです。伊藤さんは日系貿易商社で10年間、アメリカに出向いて日本酒を含む食品の輸入に携わってきました。2015年にアメリカ西海岸の名門校である南カリフォルニア大学に進学し、MBAのアントレプレナーシップのクラスでロサンゼルスの起業家や投資家の話を聞くうちに、起業に対する思いを膨らませていきます。アメリカ・ロサンゼルスに拠点を置き、eコマースの運営を介して日本酒の認知・普及や、アルコール市場におけるカテゴリーの設立に挑戦する創業者の伊藤さんに、Tippsyを起業した当時のエピソードやOnlabへ参加したきっかけなどをオンラインで伺いました。 < プロフィール > Tippsy, Inc. Founder/CEO 伊藤 元気 2009年日系食品商社で勤務するため渡米。その後USC(University of Southern California)にてMBA取得。2018年11月、ロサンゼルスにて日本酒eコマーススタートアップTippsy,... View Article
October 7, 2021 5:00 pm
Published by Onlab
近年よく耳にするESGとは?Onlab ESGではPodcastを活用し、世界のESGスタートアップや最新事例をわかりやすくお話します。日本ではまだ、馴染みがないため、ESGの具体的な取り組みに対応することに頭を抱えている企業は多いのではないのでしょうか。そこで本番組ではESGを身近に感じてもらい、より知ってもらうために、IT企業に勤めるメンバーがさまざまな視点でESGを紐解いていきます。 今回は『ESGとは?』をテーマにESGの定義と背景、ESGとSDGsの違い、そしてESGが盛り上がったきっかけをOnlab推進部長の松田さんにお伺いしました。今回お話を伺った松田さんは元々、三菱総合研究所いわゆるシンクタンクに在籍し、2015年頃にSDGsを日本に導入する際、国連開発計画との話し合いを重ねてきた経歴の持ち主です。そこから三菱総研として社会課題をビジネスで解決するスタートアップを支援するプログラムを作るなど、社会課題をビジネスで解決する取り組みを支援してきました。 現在はデジタルガレージで10年以上続いてるシードアクセラレータープログラムを運営しながら、ESGをテーマにしたOnlab ESGという新しいプログラムの立ち上げや、ESGスタートアップに投資をするEarthshotファンドの運営を行っています。 ESGとは?ESGの定義と背景 ESGという言葉は本や雑誌、テレビなどで取り上げられていますが、一般的なイメージだと「環境に良いことをしよう」と思い浮かぶかと思います。ESGは広い概念で「Enviroment(環境)」と「Social(社会)」と「Governance(企業統治)」この三つの英語の頭文字を取ったものがESGです。 「Enviroment(環境)」は、そ「気候変動」が最近非常に大きな社会問題になっていますが、それをどのように止めるかの取り組みであり、「Social(社会)」は、たとえば地域貢献や、労働環境を改善しようする取り組みなどがあげられます。最後の「Governance(企業統治)」は企業が守るべきルールをしっかりと整え、経営の透明性を高くしていくことです。 ESGは、投資と密接に関わっています。株主が企業に出資をする際に、従来の財務情報だけでなく、この3つの要素をしっかり取り組んでいる企業かどうか、判断する基準としてESGという活動内容が注目され、ESG投資などという言葉が使われています。 環境面については、近年気候変動で異常気象が多く発生し、たとえば、大雨が降り、土砂崩れが起きると高速道路であれば、土砂崩れのため通行止めになったり、電車などの交通インフラが動かなくなり、結果物流が止まり、企業のビジネスが止まり、売り上げに大きな影響が出てしまうのです。このようなことは世界規模で起きており、その年に起こった異常気象だけでなく、気候の変化は年々規模にも大きく影響してきています。私たちが気候変動の原因を理解しきちんと対応することが、世の中を良くすることでもあり、ひいては企業の経営を良くすることである、という考え方がESGです。 出典:野村アセットマネジメント ESGとSDGsの違い 昨今では、さまざまな英語の頭文字をとった略語がありますが、SDGsは日本語でいうと「持続可能な開発目標」です。Gはゴール、言い換えると人類が持続可能な形で発展するために2030年までに達成する目標を定めてるものです。2030年の人類のあるべき姿を指しています。たとえば貧困をなくすことも含まれますが、先ほど説明したとおりESGは企業の取り組みです。また、企業の経営でリスクをどう考えるのか、またはどう対応するのかがESGであり、それによって地球に住むの人類がどういうゴールを目指していくのかがSDGs。そもそもの考え方や規模が違うのがポイントですね。 しかし、目指すべき方向は近いので、ESGの取り組みを行うと、当然SDGsとの親和性もあるため、重なってるところは非常に多いかと思われます。SDGsをゴールだとしたらESGはプロセスや、そのための手段のようなイメージです。ESGは企業がやるべき手段といってもいいのかもしれません。 ESGが盛り上がったきっかけ ESGはさきほども言ったとおり投資の観点で生まれた言葉です。日本の企業に限らず世界中の大企業は株式市場でお金を集めたりしています。そこで大きな力を持っているのが機関投資家です。機関投資家がESG投資をすると宣言をしているのでESGに対応してるところにはお金を出すことができますが、対応してないところにはお金を出すことがしづらい状況になっている現状があります。そのため、多くの大企業、特に上場企業は機関投資家からESGを考慮した取り組みをしているのか、ちゃんと考えているのか、という質問を日ごろから受けている状態です。そのため大企業の経営層の皆さんはESGをしっかり行うことが経営課題と理解されています。 しかし、グローバルでいうと実は最近の話ではなく、2006年に国連より提唱されたPRIという行動原則から、長期的な視点を持った投資行動を取るよう整理されました。PRIとは日本語で責任投資原則と訳されます。ESGの取り組みをしている会社に投資をすることが投資パフォーマンスを下げず、それを考慮しない投資とパフォーマンスは表裏一体ということです。 それをもってESGに関連する投資をして行う宣言がこのPRI、というイメージです。2006年にPRIが提唱され、特にヨーロッパや北米では機関投資家がこのPRIを積極的に行いました。日本では2015年ごろ日本の年金機構がそのPRIに署名して、ESGに注視する流れができ、それをきっかけに日本の経営層や投資家がESGに関心が高まりました。 2018年でESG関連投資が3000兆円に増えてると言われ、2025年には5800兆円まで増額すると予想されており、桁違いの金額であることがわかります。 出典:経済産業省... View Article
October 6, 2021 12:00 pm
Published by MiyanoAyumi
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的にSeed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。今回はOnlab第19期生、株式会社Water X Technologies代表取締役の中山 裕司さんです。中山さんは株式会社LIXILにて、水回り商品の企画・開発をはじめ、海外での温水洗浄便座開発拠点の設立や商品開発のマネジメントに携わり、2019年3月に株式会社Water X Technologiesを設立します。ユーザーの不満を追求しながら自社の商品開発や普及に挑戦している中山さんに、Water X Technologiesを起業した当時のエピソードやOnlabへ参加したきっかけなどをオンラインで伺いました。 < プロフィール > 株式会社Water X Technologies 代表取締役 中山 裕司 同志社大学大学院工学修士。住宅設備メーカーにて、国内外向けに30以上の水回り商品を企画・開発、中国駐在時に温水洗浄便座開発拠点を設立、その後欧州、米国、アジア向け商品開発の責任者としてグローバルでの商品導入をリード。2019年3月株式会社Water... View Article
August 17, 2021 3:00 pm
Published by akane-arai
<Profile> Dr. Cyrus Shaoul, CEO Cyrus is an entrepreneur and computational cognitive scientist with extensive experience in computational cognitive modeling.... View Article
August 16, 2021 12:47 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下、Onlab)は、「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、Seed Accelerator Programを2010年4月にスタートしました。シリーズ「Road to Success Onlab grads」では、プログラムに採択され、その後も活躍を続けるOnlab卒業生たちのリアルボイスをお届けします。 今回登場するのは、Onlab第18期で最優秀賞とオーディエンス賞をダブル受賞した「そうぞくドットコム不動産」を運営する株式会社AGE technologies(以下「AGE technologies」)代表取締役CEOの塩原優太さんです。「自分には縁がないと思っていた」と話すアセクラレータープログラムとの出会いやOnlabでの学びが現在までのプロダクトの進化にどう繋がっていたのか、プログラム後にOnlabが併走した資金調達成功までの秘話をお伺いしました。 < プロフィール > 株式会社AGE technologies 代表取締役CEO 塩原 優太... View Article
August 2, 2021 2:52 pm
Published by akane-arai
2020年に10周年を迎えたシードアクセラレータープログラム「Open Network Lab(Onlab)」。その姉妹プログラムとして2018年から運営しているのが、生活者を起点とした住宅・暮らしの豊かな未来を描くプログラム「Open Network Lab Resi-Tech」(以下、Onlab Resi-Tech)です。不動産/建設業界の企業がパートナーとして集結する、日本初のコンソーシアム型プログラムで、業界を代表する複数のパートナーと同時に実証実験を行います。2021年4月に第2期を終え、その実証事業の成果を公開しています。 今回登場するのは、Onlab Resi-Tech第2期に採択され、2つのPoCを実行した株式会社DATAFLUCT(以下「DATAFLUCT」)。マルチモーダル(あらゆる様式のデータを統合的に処理すること)でデータを活用することで、企業のデータサイエンス利用を加速させるスタートアップです。Onlab Resi-Techではデベロッパー向けに、データドリブンな土地取得支援サービス「DATAFLUCT real-estate.」と、リアルタイムで街のにぎわいを可視化するエリアマネジメントサービス「DATAFLUCT area-management.」のPoCを進めました。 DATAFLUCTは元々デベロッパーとビジネスを進めるに際して、ある不安を抱えていました。しかしその不安はOnlab Resi-Techを活用することで解決できるのではと考えたそうです。DATAFLUCTが抱えていた不安とは、Onlab Resi-Techをどのように活用して実証事業を推進したのか、代表の久米村さんと本プロジェクト担当の山田さんにお話を伺いました。 < プロフィール > 株式会社DATAFLUCT 代表取締役... View Article
July 16, 2021 6:00 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下、Onlab)は、「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、Seed Accelerator Programを2010年4月にスタートしました。シリーズ「Road to Success Onlab grads」では、過去10年間でプログラムに採択され、その後も活躍を続けるOnlab卒業生たちのリアルボイスをお届けします。 「9lione(クリオネ)」の廣田さんは学生時代に起業し、様々な事業を経験してきました。その中でみてきた「ある社会課題」での起業のために、アクセラレータープログラムの門を叩きました。その理由を廣田さんは「医薬品業界で勝負するため、外部の力も借りたかったから」だと語ります。そう、廣田さんは決して医薬品業界の知見があったわけではなかったのです。なぜ院内残薬の課題にたどり着き、この課題を解決するために起業したのか、そして知見のない業界でどう活躍の兆しをみせているのか、これまでの様々な出来事を交えてお話を伺いました。 < プロフィール > 株式会社9lione 代表取締役 廣田 雄将 1989年徳島生まれ。大学在学時に広告・プロモーション会社を創業、事業売却を経験。 事業売却後、医療系M&Aアドバイザーとして活動し、動物病院を中心に調剤薬局、クリニックなど幅広い医療機関の事業承継およびデューデリジェンスおよびPMI業務に従事。 PMI時にはグループ病院に出向し統括事務局長として臨床現場で勤務を行い「院内残薬」という課題を感じ解決するため株式会社9lioneを創設。... View Article
July 1, 2021 12:00 pm
Published by onladmin
Onlab ESG Meetupとは、持続可能なスタートアップエコシステム構築を目指し、あらゆる分野の社会課題に取り組むスタートアップ、投資家、大企業、支援者などのステークホルダーをゲストに迎え、サステナビリティな取り組みについて考えるMeetupです。 2021年6月22日に開催された第2回では、環境・社会・ガバナンスの3つの観点を含めた投資活動であるESG投資の中のインパクト投資について、北欧や米国などの最先端の事例を学びながらその課題について深堀りしていきます。ゲストには北欧スタートアップ・成長企業の一歩先行く市場参入をサポートしているNordic Innovation House Tokyoのコミュニティ・ディレクターのニコラス氏と、JBIC IG Partnersとバルト地域最大のPE/VCファームであるBaltCapが共同設立したベンチャーキャピタルNordic Ninja VCの宗原氏をお迎えし、日本・北欧のエコシステムの現状や今後の可能性についてお話を伺いました。 < プロフィール > Nordic Ninja VC マネージングパートナー 宗原 智策 慶應義塾大学卒業。国際協力銀行(JBIC)にて、M&A投資の方針・戦略立案や欧州のクリーンテクノロジーや蓄電システム向け投融資を行う。また、メキシコに3年赴任し、EV事業や再エネファンドの設立にも従事。その後JBICと経営共創基盤(IGPI)のJVであるJBIC IG... View Article
June 24, 2021 2:30 pm
Published by akane-arai
Open Network Lab(以下、Onlab)は「世界に通用するスタートアップの育成」を目的に、Seed Accelerator Programを2010年4月にスタートし、これまでに数々のスタートアップをサポートしてきました。今回は、Onlab第15期生、株式会社ロジクラ代表取締役CEOの長浜佑樹さんです。長浜さんは高校時代にアルバイトとして働いた物流倉庫で労働生産性の低さを実感したといいます。また、大学時代にアメリカで出会った創業間もないUberにも衝撃を受け、物流をテーマにサービスを立ち上げるも幾度かのピボットを経て、現在の在庫管理ソフト「ロジクラ」を運営しています。「小売のニューノーマルを創造する」という志を抱く創業者の長浜さんに、ロジクラを起業した当時のエピソードやOnlabへ参加したきっかけなどをオンラインで伺いました。 < プロフィール > 株式会社ロジクラ 代表取締役CEO 長浜 佑樹 福岡県福岡市出身。大学中に5度渡米し創業時のUBERに感動し起業を決意。大学卒業後の2016年8月に株式会社ニューレボを創業。以前からアルバイトで働いていた物流倉庫で感じた「過剰在庫」という社会課題を解決するために需要予測による供給量の最適化を長期的なビジョンとする。フェーズ1として大量の在庫データを集めるために無料で使える在庫管理ソフト「ロジクラ」をリリース。10,000社の法人企業が利用する国内No.1成長率の在庫管理ソフトにまで成長中。 変革期を迎える小売業界でニューノーマルを創る ― ロジクラの事業概要を教えてください。 ロジクラは「在庫データを活用し企業の成長を支援する」というミッションのもと、小売企業(店舗・EC事業者)へクラウド在庫管理SaaS提供するスタートアップです。ロジクラを導入すれば、スマートフォンやPCを使って複数拠点の在庫管理や入出荷処理ができるだけでなく、従来のアナログな倉庫業務を効率化したり、ロジクラが保有する在庫データの活用によって過剰在庫の削減や最適化も実現できます。現在は約2万社の小売企業や倉庫事業者にロジクラをお使いいただいていますが、巨大産業になった物流業界に眠るデータを活かして、今後も商品の仕入れから配送業務までの物流戦略を支えるソリューションを提供したいと考えています。 近年、新型コロナウイルスの影響もあって、大量消費社会において物流業界がますます注目されています。この数十年に一度の変革期に、ロジクラは単なる「物流のソフトウェアのスタートアップ」ではなく、小売のニューノーマルを創造していく企業を目指しています。身近な例では、私の親世代はネットショップすら知らなかったのに、今では当たり前のようにAmazonや楽天などを使って商品を買うようになりました。イノベーションが起きるのは、こういった変化のタイミング。ロジクラは新しいスタンダードを作っていき、物流というバックヤードから小売企業の成長をサポートしていきたいと考えています。 ― 長浜さんが物流サービス事業を選んだきっかけは何でしょうか? 私の父は現在78歳で、私が中学生だった時には定年退職したので、昔から「早く社会に出て自分で稼ごう」と心に決めていました。高校生になって初めて選んだアルバイトは倉庫作業でした。朝9時から夕方までは学校に行って、21時から明け方まで作業現場で働いていて、当時、最も衝撃的だったのは、倉庫で派遣として雇われていたのが、高齢のおじいちゃんばっかりだったということ。当時は、重労働を強いられるわ、若い主任に怒られるわで、肉体的にも精神的にもきつい職場で、入出荷作業などの業務効率も最悪でした。そんな現場で働くおじいちゃんたちの姿が高齢の父と重なったことが、後にロジクラを立ち上げる大きな動機になりました。 また、大学生になってアメリカに旅行したことがあったんですが、現地でUberを体験し、テクノロジーってすごいと、大きな刺激を受けて帰国しました。帰国後すぐにプログラミングを勉強して、Uberに似たようなサービスを作っていました。私は福岡出身で大学を卒業したら地元の企業に就職する人が多い環境でした。そんな中私はアメリカでテクノロジーに触れたことをきっかけに、自ら味わった倉庫や物流の課題を解決したくて起業の道を選びました。... View Article
June 16, 2021 9:06 am
Published by Onlab
Open Network Lab FUKUOKA(Onlab FUKUOKA) は、福岡地域のNew Normal時代における、スマートシティやスマートライフなどの事業創出を目的としたオープンイノベーションプログラムです。福岡を舞台にスマートシティの社会実装を目指し活動しています。 Fukuoka Growth Next(FGN)にオフィスを構えOnlab FUKUOKAの1期生でもあるKEYes株式会社は、サーバーを介してアプリに南京錠の解錠権限を与え、Bluetoothによって解錠を行うスマート南京錠システムを開発しています。鍵の開閉がいつ・どこで・誰によって行われたか履歴を取ることができること、自由に解錠権限の設定ができることが特長です。南京錠という「当たり前」を疑わない法人顧客に南京錠の新たな価値を届けるために、Onlab FUKUOKAはどう支援してきたのか、そして福岡でのオープンイノベーションをどのように進めていったのか、KEYesの栗山さん、Open Network Lab推進部長の松田、Onlab FUKUOKAプログラムディレクターの大木の3名にオンラインでお話をお伺いしました。 < プロフィール > KEYes株式会社 代表取締役 栗山... View Article
June 11, 2021 6:00 pm
Published by akane-arai
Onlab ESG Meetupとは、持続可能なスタートアップエコシステム構築を目指し、あらゆる分野の社会課題に取り組むスタートアップ、投資家、大企業、支援者などのステークホルダーをゲストに迎え、サステナビリティな取り組みについて考えるMeetupです。今回は2021年4月28日に開催された、社会課題に挑むOnlab卒業生の2社をお招きし、社会課題に挑むスタートアップの戦い方についてお話を伺いました。ステークホルダーをどう巻き込み、どう事業アクションに繋げているのか、また持久戦を要するビジネスにおいて、いかに収益化しグローバル展開を進めていくのか、「環境 × スタートアップ」として戦う2社に、経営のリアルを伺ったディスカッションの様子をお届けします。 < プロフィール > 株式会社/一般社団法人ピリカ 代表 小嶌 不二夫 大阪府立大学卒、京都大学大学院中退。在学中に世界を放浪、道中に訪れた全ての地域で大きな問題となっていたポイ捨てごみの解決を目指し、2011年に株式会社ピリカを創業。ごみ拾いSNS『ピリカ』の開発やポイ捨て調査サービス『タカノメ』の提供など、テクノロジーを使ってごみ問題の解決に取り組む。「Eco summit 2013 in Berlin」金賞、「第1回環境スタートアップ大賞」環境大臣賞など国内外で受賞歴多数。 株式会社GOYOH 代表取締役 伊藤 幸彦 バックパッカーとして世界70か国以上を長期旅行し、2006年(23歳時)ニューヨークにてホスピタリティ投資会社を起業、マンハッタンでのサービスアパートメント(民泊)への投資・運用・運営業務を行う。2008年(株)アスタリスクを日本に設立し、国内・海外の機関投資家や超富裕層のクロスボーダーなホテルや不動産、ファンドへの投資アドバイザリー業務を行なう。欧州と米国それぞれの地域で最大級の不動産運用会社(総運用資産9兆円を超える)などの海外投資ファンドのコンサルタントや日本での資金調達、グローバルなホスピタリティ投資JVの事業パートナーを務めるなど、国内・海外の不動産開発者や投資ファンドへのコンサルタントを務める。2018年8月(株)GOYOHをアスタリスクのスピンオフ・ベンチャーとして創業。... View Article
May 21, 2021 3:00 pm
Published by Onlab
【プロフィール】 Open Network Lab 原 大介 2005年慶応大学卒業、公認会計士試験合格。2007年より新日本有限責任監査法人勤務。金融業や製造業等の様々な業務の監査に従事。2012年より2年間、アメリカ・シリコンバレーに出向、現地でアメリカ企業の上場を支援(3社)。2015年より、不動産ビッグデータを利用したコンサルティング会社・ゴミを原料としたケミカルリサイクルを営む会社でCFO。エクイティのみならず、デットや助成金等の様々な資金調達手法に精通。現在までの累積調達額は130億円超。 こんにちは。原大介です。私は、デジタルガレージのOpen Network Lab(以下、Onlab)で、主にプレシード〜シリーズA前後のスタートアップ向けにファイナンスの支援をしています。具体的な支援内容としては、各社の資本政策を一緒に検討したり、事業計画を一緒に作ったり、金融機関や他の専門家を紹介しています。私が支援する多くのスタートアップがそうであるように、アクセラレータプログラムに参加するステージのスタートアップは資金調達が思うようにうまくいかないという課題を抱えています。 この記事では、そんなスタートアップの課題や間違いやすいポイントにフォーカスし、ファイナンスについてより具体的に理解してもらうことで解決していければと思っています。今回はあまり説明されることがない、補助金・助成金について、実際のある会社の申請から入金までの流れと押さえておきたい5つのポイントを解説します。(当該会社には許可を頂いてご紹介しています) 補助金・助成金の種類と特徴とは? 補助金・助成金とは、国や地方公共団体から支出されるもので、特徴としては、①返済不要である、②採択後こちらが経費を支出し、その金額に対して補助をもらえる(1/2または2/3)、③審査がある場合と要件を満たせば受給できるものがある(一般的には補助金は審査がある、助成金は審査がない)といった特徴があります。また、認められる経費の範囲は補助金・助成金の種類によってそれぞれ異なります。 資金繰りに苦労しているスタートアップにとって強い味方になるのが、補助金・助成金です。特に、政策金融公庫の創業融資は既に実行済み、エクイティでの調達は当面先の予定で事業のマネタイズにももう少し時間がかかるといったスタートアップには、大きな追い風となります。 ・代表的な助成金 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html ・代表的な補助金 https://seido-navi.mirasapo-plus.go.jp/?_ga=2.11614135.2093927186.1621466489-696503019.1621466489 持続化補助金|IT導入補助金|ものづくり補助金 申請例... View Article